女声って本当に必要?

コラム

女声なんて出せなくても良いんじゃない?

生まれてこの方、ずーっと身体も女性であれば、声を出せば勝手に女声(女性声)が出ますよね。
それは身体が男性であれば、男声(男性声)が出るのと同じことです。
何、当たり前のことを言ってるんだ?って話なんですけれど、でもこれってとっても不思議なことなんですよ?
何も考えずに出したら、それがその通りに出てくるって、どうしてなんでしょう。

女声が必要な場面

男性が男性として男性声、女性が女性として女性声を出しているので良いのが、あまりにも一般的な状態です。
ですが、中には身体は男性だけれども女性の声を出さなければならない場面や、女性の声を出した方が良い場面、女性の声を出せたら良いなって思う場面などがあったりするのです

例えば、性別不合(以降、性同一性障害やGIDと表記)で男性から女性にトランスをしよう、またはしている人(Male to Female = MtF)の場合です。
MtFは生まれたときの肉体は男性ですが、自分の性別を女性と認識している人ですので、どの度合いが高い人ほど女性として生活をしたい、女性として生きていきたいと望みます。本来は女性なのだから、女性という本当の性別を取り戻したいと強く願っている当事者も多くいることでしょう。

ジェンダー(認識している性別)が男性の一般男性だとしても、中には異性装(女装)を趣味としている方もいます。最初の内は自室やサロンなどの、クローズドなスペースで楽しんでいたものの、女性の姿で外に出てみたい、お買い物をしてみたい、友達と遊びたいなど思ってくることもあるでしょう。

カラオケをしていて、女性曲を男性の歌声で歌っていてもあまり満足できず、女性曲は女性ボーカルで歌いたい!という願望を持っている男性もいるでしょう。

テレアポの仕事をしていて、どうしても女性の方が成約率が高い。だったら仕事のために女性の声を出せるようになったら、自分の成績があがってお給料アップ!という考えに至った方もいるでしょう。

純粋に、男性として女性声を出して遊んでみたいとか、動画配信者でVtuberを女性キャラでしてみたいとか、ネットゲームを女性キャラで遊んでいて仲間がみんな女性と思っているからボイスチャットをしたら男性とバレてしまって無理とか。

様々な理由から、女声を出せることによる利点が考えられます。

MtFには死活問題

中でもMtFは、女性として社会生活を送っていく中で、見た目はメイクや服装でどうにかなったとしても、声だけはまぐれの大成功なんてほぼゼロです。「はい」などの短い単語であれば上手く出せるかもしれませんが、「お弁当を温めてください」のようなフレーズになってしまえば、お手上げだと思います。

それだけではありません。
生活をするということは、会話をする必要が絶対にあります。キャッチボールをしばければなりませんし、会話は流動的ですから、定型文だけで済ませられません。
そうなったとき、きちんと女声を出せるようにしておかなければ、外出をしたとき全く声を出すことができなくなってしまい、コミュニケーションをきちんと取ることができなくなってしまいます
電話にすら出られません。
そのことから、鬱状態になってしまったという話もたくさん聞きます。

レッスンしましょ

そこで、RLSの女声レッスンです。
私も元男性で、今は常を何不自由なく女性として生活をしている当事者です。
そんな私が男性声だった自分の声を女性声にするために試行錯誤をしたことで、誰からも女性の声だと評されるようになった方法をまとめたのが【響声道(きょうせいどう)】です。

女声を出せるけれど、それがどういう理由で、どうすればその方法を使えるのかをきちんと説明できる方はごく僅かだと思います。
世の中には、天才肌で女声を出せてしまっている人がいます。それはそれで、私としても、とってもとっても羨ましい限りです。ですが、「何か知らんけど色々してたら女声が出ちゃった」という天才肌タイプの方では、その方法を具体的に説明することが困難だと思うのです。

私は、女声を努力することで出せるようになったタイプです。
天才ではなく、自分で言うのも何ですが、秀才です。
ですから、何をどうしたらこういう声になる、ということを具体的に説明することができます。RLSのレッスンでは、それをまとめたテキストを使用します。

声の仕組みから理解することで、何をどうしたら女声を出せるのかを、理屈と感覚の両面から捉えることができるのが、RLSの大きな強みです。

MtF、女装子、趣味で出したい男性:みんなOK!

18歳以上であれば、性別もジェンダーも理由も関係なく、RLSの女声レッスンを受けることができます。
18歳未満の方は、保護者からの同意を得ていただければ、レッスン可能です。
生徒さんの年齢は、16歳~81歳(2025年1月現在)です。
お住まいも、東京や関東はもとより、北海道から沖縄まで日本全国、そして海外に在住の方もSkypeレッスンをされています。
国籍も、中国、韓国、フィリピン、アメリカ、ドイツ、フランスと、世界中の方がいらっしゃいます。

まずは、ご相談ください。
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